2012年12月12日水曜日

カラスがいっぱい。

今日はつぐみと初ディスカッションを決行した。場所は代々木公園。
いやはや、やはり寒かった。当たり前だが。かなりなめていた、地球の力をなめていた。地球温暖化に屈していると思ったのだが、地球はまだまだ元気だった。
さて、今回おこなったのは、戯曲執筆の際にとても重要になる作業だ。これなくして面白い戯曲は書けないし、よい演出も構成も組み立てられない、とてつもなく大切な作業だ。
まあ、つまるところ、『フリートーク』である。馬鹿にするな、地球同様フリートークをなめてはいけないぞ。自分の戯曲は演者を知る事から構想をねるので、この作業がとてつもなく重要な作業となる。相手を知る為には会話、それも決められた会話ではなく、ネタぎれからの会話が必須なのだ。相手の武器がなくなった時、追い詰められた鼠さながら噛み付いて話す会話にこそ、演者の本心《芯、針、神》が見えてくるのだ。言ってしまえばフリートークとは、演者との素手による殴り合いなのだ(この殴り合いで何回マブタを切った事か)。
その為、今日は11時半から4時までひたすらフリートークを歩きながらさせてもらった。つぐみはまったく息がきれず、素晴らしい声が次々と口から空中に飛翔していった。素晴らしい演者だと確信した。だがなかなか腹の内側を見せてはくれなかったので、グローブありの試合だったのが少し残念であるが、まあこれからだろう。
来年の舞台の成功を確信しつつ、ふるえながら帰路についた。