2012年12月25日火曜日

プレゼントは百科事典。

クリスマスである。
まあ猛禽にクリスマスは関係ないので、今日も師匠や弟子たちと鷹の調教をおこなった。
しかし如何せん自分は今年鷹を持っていないので、おもに手伝いと雑用である。正直つまらん。が、つまらんからこそ楽しい。主観的に客観的に、鷹匠と一般人の間を漂って、これこそバランス、大切大切。かたよってはいかんのだ。だからこそ、鷹匠を、自分を大学で研究する。そうしないと、どちらかにずり落ちるからだ。あーれー。
それは演劇も同じだ。芝居だけ観続け書いた作品は、確かに芝居になる。だがそれは芝居でしかなく、芝居を超えたもの、演劇界で生きていない人には響かない作品になってしまうのだ。
最近よく思うのは、勉強しなければ作風はかぶってしまうが、勉強のしすぎでも作風はかぶってしまう、という事だ。だからこそ、最近芝居を観る、戯曲を読む量を減らしている。量は溜め込んだ。勝負はこれから。かぶりたくない、唯一無二の作品を産み落としたい。
だけど、人間がうまれてから、もうかなりの時間が流れている。だったらこんなちっぽけなアタマに入っている想像力なんて、もう尽きているのではないかと、ちょびっとこわくなる。自分の話は、もういいのかもしれない。今必要なのは、溜め込まれた記憶なのではないか?図書館のスミに忘れられた古書を掘り出し、スポットライトをあてるのが、ボクらの仕事なのではないか?
とか、まあ、だからこそボクは図書館を名乗っているのかもしれない。


そう、とにかく忙しいのだ僕は‼新聞家のみなさん、ごめんなさい‼‼次は絶対観に行きます‼‼‼